'９９ＷＳＢＲに参加の皆さん、運営スタッフの皆さん、秋田では大変お世話になりました。 当チームも初参戦（カテゴリーＳ）ながら予想以上の成績を納めることができ、また良い勉強をさせていただきました。 早速ですがモータ屋の目から本大会での当チームの戦いを総括してみようと思います。
（１）予選…最高速度コンテスト（結果：総合２位 83.77km/h）
モータのパワーがものをいうレース。ご承知のとおりモータのトルクは理論的にその体格で決まります。 アメリカチームをはじめ数ｋＷ以上の大型・大出力モータを搭載したマシン達を相手にわずか２Ｋｇの ＤＤモータ（ＷＥＭモータをカリカリチューン：２ｋＷ）ではあれが限界でした！ 優勝するには４ｋＷ以上欲しいところですね。 でも本戦のマラソンとは全く違う本レースは作戦もまた別物でとても楽しめました。 来年は専用モータを開発し優勝を狙います！
目標１００ｋｍ／ｈ！
（２）本戦…マラソン（結果：総合２位 01:44:10）
エコランとスピードレースの両方の要素を持つレース。バッテリーの他、太陽電池の使い方に作戦の 妙があります。トップチームクラスのマシンでは６５ｋｍ／ｈを約２００Ｗのモータ出力で走っています。 ポイントはコース途中に設けられた減速区間。ここでの加減速がバッテリーにダメージを与えます。 当チームは準備不足もあり空力最優先の作戦を採用し、太陽電池を最小限、飾り程度に付けて出場。 結果的にこれが勝敗を分けました。レース後の情報交換によるとトップのマシンに対しかなり省電力で 追走しながら終盤にペースダウン。これは明らかに太陽電池の差。ソーラーエネルギーを軽視した報い でしょうか。太陽とともだちになり損ねたようです。
来年の（最大の）課題はソーラーパネルの使い方になりそうですね・・・
ヨイショット！ミツバでは、バッテリーカー同様に、みんながビックリするようなスッゴイ ことやっちゃいますからご期待下さいね。
(by ウッチ)