| ２００２秋田ＷＥＭ作戦・事前情報編 |
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目標１３周完走！これはトップチーム「暗黙の了解」でしょう？ 秋田での試走テストで市販モーターで昨年のＳＥ号と同じ記録が出ているからには、その上 どの辺を狙うかって事になります。その時のモーター特性は動作点がアンマッチで効率もい まいち。バッテリーも本番用はもっと良いし、モーターの効率もアップすれば１３周できる かも？ラジアルタイヤの効果は分かんないけど悪くはならないハズ！  写真：ミシュランラジアルを持って不気味に微笑む木村（CAP）親子 ＦＣ号譲りの空力性能は設計者によれは他車に比較してずば抜けていると言うし・・・  写真：さて問題です。ピントはどこに合っているでしょう？ とりあえず１周目を９分フラットで走って２周目以降を５５５秒で走ると丁度１３周出来る計 算になります。欲張りすぎて失敗した経験もあるし、余った分は勝負のかけ引きにも使えるの でそんないい加減な計画としました。 秋田に到着して同じピットの「スーパーエナジー」チームメンバーのジャンパーの背中に「５ ５５」を発見！「うちの予定ラップタイムですね〜」と言ったら「５分５５秒ですか？？？」 そんな訳ないですが別名「スバル作戦」と命名しました。  写真：ベンチ前通過のＳＥ号 情報が入るに従って練習で「アクア」が１２周目まで９分フラットで走っていたとか・・・ バッテリー６ヶ積んでいたと言う冗談話もあったようですが、１３周ではなくて１２周では分か んないですね〜。先々週の８分４５秒平均なんて無理な話だし・・・  写真：力走するアクア号 名刺交換会でも言いましたが「勝負」ですので自分達の決めた事をキッチリこなしても負けたら 何にもなにません。どんなにデーターを取ってみても不明確な部分が残るものです。その不明確 な部分を味方にする事も運転手の仕事だと思っています。 予選が中止になって翌日の朝、「スーパーエナジー」さんより情報が入り、放電試験の結果昨年 比容量が３％少ないので昨年並みのラップタイムで走るとか・・・ こりゃ〜困った！な〜！ まあ１３周ペースも適当に決めた予定だし、出たとこ勝負で他のチームの出方を見てから決めれ ばいいや！結局マラソンだから最後まで体力が残っていた者が勝つんだし・・・ そんな訳で１周目９分、２周目９分１５秒程度で走ってみて、他のチームの出方やバッテリーの様 子から走り方を調整する事にしました。 問題はどこまで我慢出来るかです。 １時間まで様子を見て、それから挽回するとなると相手が止まらない限り３分差がリミットでしょう。 「アクア」が突っ走ったらどうしよう？？？ 写真：猛追するアクア号 「スーパーモスラ」はスタートで大きなハンデを背負っているので追いつかれてから考えればいいや！  写真：ニューモスラ 残り１０分！！ 「東海大キムヒデ研究室」も不気味だけど今朝の状況では走りこみ不足の感じだし・・・  写真：東海大ニューマシン おっと、スタート時間が近づいて来た！ それでは行ってきま〜す！ by '02ＷＥＭベストエンジニア受賞の ＵＳＯ８００運転手  写真：優勝インタビューを受けるＵＳＯ８００運転手 |